診療案内
泌尿器科について
泌尿器科は、腎臓・膀胱・尿管・尿道などの尿路系と、生殖器に関する疾患を診療する診療科です。頻尿・排尿困難・血尿・尿失禁・尿路結石・膀胱炎・腎疾患・性感染症など、幅広い症状に対応します。
泌尿器の症状は、年齢や生活習慣によってさまざまな変化が現れます。
例えば、排尿に関するトラブルや違和感は、多くの方に見られる身近な症状です。当院では、一人ひとりのお悩みに寄り添い、安心して受診していただける環境を整えています。
気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

尿の感染にかかわる病気
膀胱炎
膀胱に細菌が入り炎症が起こる病気です。特に女性に多く、排尿時の痛みや頻尿が特徴です。
主な症状
- 頻尿(何度もトイレに行きたくなる)
- 排尿時の痛み・違和感
- 残尿感(スッキリしない感じ)
- 血尿(尿に血が混じることがある)
- 下腹部の痛み・不快感
原因
細菌感染が主な原因ですが、次のようなことも関係します。
- 排尿を我慢する(細菌が増えやすくなる)
- 水分不足(尿が少ないと細菌が排出されにくい)
- 不衛生なケア(排尿・排便後の拭き方が悪いと感染しやすい)
- 疲れやストレス(免疫が低下するとかかりやすい)
治療方法
症状が軽い場合は、水分を多く摂ることで改善することもありますが、症状が持続する場合やひどくなる場合は医師の診察が必要です。
- 抗菌薬(細菌を減らす)
- 安静・水分補給(回復を早める)
- 症状が悪化したら、すぐに受診を!
予防方法
- たくさん水を飲む(細菌を流す)
- こまめにトイレに行く(細菌を増やさない)
- 排尿後の清潔ケア(感染予防)
- 十分な休息とストレス管理(免疫を守る)
腎盂腎炎
腎臓に細菌が感染し、炎症を引き起こす病気です。高熱や背中の痛みを伴うことが多く、放置すると腎機能に影響を及ぼすことがあります。
主な症状
- 高熱(38℃以上)(悪寒や震えを伴うことも)
- 背中・腰の痛み(特に腎臓のある部分)
- 排尿時の痛み(膀胱炎に似た症状)
- 血尿(尿に血が混じることがある)
- 吐き気・嘔吐(全身症状が強くなることも)
原因
- 細菌感染(尿路から腎臓へ細菌が侵入)
- 膀胱炎の悪化(適切な治療をしないと腎盂腎炎に進行することがある)
- 免疫力の低下(疲労・ストレス・持病が関係)
- 尿の流れが悪い(尿路の異常・結石など)
治療方法
- 抗菌薬(抗生物質):細菌を退治するための薬
- 水分摂取:たくさん水を飲み、細菌を排出しやすくする
- 入院治療が必要なことも:重症化した場合は点滴で抗生物質を投与
- 早めの治療が重要!放置すると腎機能に影響することも
予防方法
- 膀胱炎を放置しない:違和感を感じたら早めに治療
- 十分な水分を摂る:細菌を洗い流しやすくする
- 排尿後の清潔ケア:細菌の侵入を防ぐ
- 疲れやストレスを溜めない:免疫力を維持する
前立腺炎
前立腺に炎症が起こる病気で、排尿時の違和感や痛み、会陰部の不快感を伴うことが多いです。細菌感染によるものと、原因不明のものがあります。
主な症状
- 排尿時の痛み(しみる・違和感がある)
- 頻尿(トイレの回数が増える)
- 会陰部(股間)の痛み・違和感(じんじんとした不快感)
- 発熱(細菌感染が原因の場合)
- 精液に異常(血が混じることも)
原因
- 細菌感染(尿道から前立腺に細菌が侵入)
- 排尿の流れが悪い(尿の逆流が関係)
- 長時間の座りすぎ(圧迫による影響)
- ストレス・疲労(自律神経の乱れが悪化要因になる)
治療方法
- 抗菌薬(抗生物質):細菌感染が原因の場合
- 温熱療法:血流を良くして症状を和らげる
- 骨盤底筋トレーニング:排尿のコントロールを改善
- ストレス管理:生活習慣の改善で再発防止
予防方法
- 適度な運動(血流を良くし炎症を予防)
- 水分を適度に摂る(尿をスムーズに排出)
- ストレスをためない(自律神経を整える)
- 定期的な検診(異常を早めに発見)
尿のトラブルにかかわる病気
前立腺肥大症
男性に多い病気で、前立腺が大きくなることで尿が出にくくなる状態です。加齢とともに発症しやすくなります。
主な症状
- 尿が出にくい(勢いが弱い・時間がかかる)
- 頻尿(夜中に何度もトイレに行くことが増える)
- 残尿感(排尿後もスッキリしない感じ)
- 尿が完全に出なくなることも(急な尿閉)
原因
- 加齢(50歳以上の男性に多い)
- ホルモンの影響(男性ホルモンの変化が関係)
- 前立腺の肥大(尿道を圧迫し排尿しづらくなる)
治療方法
- 軽度の場合:生活習慣を改善(カフェイン・アルコールを控える、水分を適度に摂る)
- 薬物療法:排尿をスムーズにする薬を使用
- 手術:症状が重い場合、前立腺の一部を取り除く治療
予防方法
- 適度な運動(血流をよくする)
- バランスの良い食事(塩分や脂肪を控えめに)
- 水分を適度に摂取(尿の流れを促す)
- 定期的な健康チェック(早期発見が重要)
過活動膀胱
膀胱が過敏に反応し、突然の強い尿意や頻尿が起こる病気です。年齢に関係なく発症することがあります。
主な症状
- 突然の尿意(急にトイレに行きたくなる)
- 頻尿(昼も夜もトイレが近い)
- 夜間頻尿(夜中に何度も目が覚める)
- 尿漏れ(切迫性尿失禁)(トイレに間に合わず漏れてしまう)
原因
- 膀胱の神経の異常(過敏に働くことで尿意が強くなる)
- 加齢や生活習慣(膀胱の筋肉が変化する)
- 脳や神経の疾患(脳卒中・パーキンソン病など)
- ストレス(精神的な影響で悪化することも)
治療方法
- 薬物療法:膀胱の働きを落ち着かせる薬
- 骨盤底筋トレーニング:排尿のコントロールを改善
- 生活習慣の改善:カフェインやアルコールを控える・適度な水分摂取
- 電気刺激治療:神経の働きを調整する治療も選択肢に
予防方法
- 適度な運動(血流をよくする)
- 水分を適度に摂る(摂りすぎや不足に注意)
- 刺激物を控える(カフェイン・アルコールは膀胱を刺激)
- 睡眠とストレス管理(リラックスすることで症状軽減)
神経因性膀胱
脳や神経の異常によって、膀胱が正常に働かなくなる病気です。排尿のコントロールが難しくなり、尿が出にくくなったり、逆に漏れやすくなったりします。
主な症状
- 頻尿(何度もトイレに行きたくなる)
- 尿が出にくい(力んでもスムーズに排尿できない)
- 尿漏れ(失禁)(コントロールできずに漏れることがある)
- 残尿感(尿が膀胱に残る感じがする)
原因
- 脳や脊髄の障害(脳卒中・脊髄損傷・パーキンソン病など)
- 糖尿病(長期的に神経が障害されることがある)
- 先天的な疾患(二分脊椎など、出生時からの影響)
- 薬の副作用(一部の薬が排尿を妨げることがある)
治療方法
- 薬物療法:排尿を助ける薬・膀胱の過剰な収縮を抑える薬
- 自己導尿:尿を出しにくい場合、カテーテルを使って排尿を助ける
- 骨盤底筋トレーニング:排尿のコントロールを改善
- 電気刺激治療:神経の働きを調整する治療
予防・管理方法
- 適度な水分摂取(摂りすぎ・不足に注意)
- 排尿習慣を整える(決まった時間に排尿を試みる)
- 生活習慣の改善(ストレス管理・規則正しい生活)
- 定期的な診察(病状の進行をチェック)
痛みを伴う病気
尿路の結石
尿の中の成分が固まり、腎臓・尿管・膀胱・尿道などに結石ができる病気です。強い痛みを伴うことが多く、水分不足などが原因となります。
主な症状
- 激しい痛み(背中や腰、下腹部に突然強い痛みが出る)
- 血尿(尿に血が混じることがある)
- 頻尿・排尿痛(尿が出にくい・痛みを感じる)
- 吐き気・嘔吐(痛みがひどいと気分が悪くなることも)
原因
- 水分不足(尿の濃度が高くなり、結石ができやすくなる)
- 食生活(塩分・動物性タンパク質・カルシウムの摂りすぎ)
- 体質(結石ができやすい遺伝的要因がある)
- 病気(代謝異常・腎臓の機能低下が関係することも)
治療方法
- 薬物療法:痛みを抑える薬・結石を排出しやすくする薬
- 水分摂取:大量の水を飲み、自然に排出を促す
- 体外衝撃波治療(ESWL):衝撃波で結石を砕き、尿と一緒に排出させる
- 手術(内視鏡手術など):大きな結石や強い症状の場合に行われる
予防方法
- 水をしっかり飲む(1日2リットル以上が目安)
- バランスの取れた食事(塩分・動物性タンパク質を控える)
- 適度な運動(代謝を良くし、結石ができにくい体に)
- 定期的な健康チェック(尿検査で結石のリスクを確認)
精巣上体炎
精巣の裏側にある「精巣上体(副睾丸)」に炎症が起こる病気です。 細菌感染が原因となることが多く、腫れや痛みが主な症状です。
主な症状
- 精巣の腫れ・痛み(突然痛みが強くなることも)
- 発熱・悪寒(炎症がひどい場合、熱が出る)
- 排尿時の違和感・痛み(尿道炎が関係することも)
- 陰嚢が赤くなる(炎症による変化)
原因
- 細菌感染(尿道から感染し精巣上体に広がる)
- 性感染症(クラミジア・淋菌など)(若い男性に多い)
- 前立腺や膀胱の炎症(尿路の問題が影響)
- 排尿の流れが悪い(尿の逆流が原因になることも)
治療方法
- 抗菌薬(抗生物質):細菌感染を抑える
- 安静にする:炎症を抑えるため、なるべく負担をかけない
- 陰嚢を冷やす:冷却で腫れや痛みを軽減
- 症状がひどい場合は病院へ!:早めの治療が重要
予防方法
- 清潔を保つ(特に性行為の前後のケアが重要)
- 尿道炎を放置しない(違和感を感じたらすぐ診察)
- 十分な水分を摂る(尿の流れを良くして感染予防)
- 定期的な検診(違和感があれば専門医へ)
泌尿器の主ながん
前立腺がん
前立腺にできる悪性腫瘍で、特に高齢の男性に多い病気です。初期には症状がほとんどないことが多く、定期的な検診が重要になります。
主な症状(進行すると現れることが多い)
- 排尿障害(尿の勢いが弱い・出にくい)
- 頻尿・夜間頻尿(トイレの回数が増える)
- 骨の痛み(転移すると腰や背中に痛みを感じることも)
- 体重減少・全身のだるさ(進行すると体調に影響)
原因とリスク
- 加齢(50歳以上の男性に多い)
- 遺伝的要因(家族に前立腺癌の人がいるとリスクが上がる)
- 食生活の影響(脂肪の多い食事が関係することも)
- 運動不足(生活習慣が影響する可能性)
検査方法
- PSA検査:血液検査で前立腺の異常をチェック
- 生検:前立腺の細胞を調べて癌かどうか確認
- MRI・CT検査:癌の広がりを詳しく見る
治療方法
- ホルモン療法:男性ホルモンを抑え、癌の進行を遅らせる
- 放射線治療:癌細胞を攻撃する
- 手術(前立腺全摘):癌を取り除く
- 抗がん剤治療:進行した場合に使用されることも
予防・健康管理
- バランスの取れた食事(脂肪を控えめに・野菜を多く)
- 適度な運動(血流を良くし、健康維持)
- 定期的なPSA検査(早期発見が重要)
- ストレスを減らし健康な生活を(免疫力を維持)
尿路のがん(膀胱がんなど)
腎盂・尿管・膀胱・尿道などの尿路にできる悪性腫瘍です。特に膀胱に発生することが多く、喫煙や化学物質の影響が関係するとされています。
主な症状
- 血尿(痛みを伴わず、尿が赤くなることが多い)
- 排尿時の違和感・痛み(進行すると排尿しづらくなることも)
- 頻尿・夜間頻尿(膀胱に腫瘍があると、トイレが近くなる)
- 腰や下腹部の痛み(腫瘍が広がると痛みが出ることも)
原因とリスク
- 喫煙(発症リスクが高くなる)
- 化学物質の曝露(特定の工業化学薬品の影響)
- 加齢(高齢者に多い)
- 遺伝的要因(家族歴がある場合、リスクが上がる)
検査方法
- 尿細胞診:尿にがん細胞がないかを調べる
- 膀胱鏡検査:尿道からカメラを入れて腫瘍を確認
- CT・MRI:癌の広がりを詳しくチェック
治療方法(進行度に応じて選択)
- 手術:腫瘍を切除(膀胱部分切除・全摘術)
- 化学療法(抗がん剤):進行した場合に使用されることがある
- 免疫療法:体の免疫を活性化し、がん細胞を攻撃
- 放射線治療:手術が困難な場合に選択されることも
予防・健康管理
- 禁煙する(喫煙は最大のリスク要因)
- 水分をしっかり摂る(尿路を清潔に保つ)
- バランスの取れた食事(抗酸化食品を積極的に)
- 定期的な健康診断(血尿が見られたらすぐに受診)
腎臓がん
腎臓にできる悪性腫瘍のことで、特に腎細胞癌が一般的です。早期には症状がほとんどなく、進行すると血尿や腰の痛みが現れることがあります。
主な症状
- 血尿(尿に血が混じるが、痛みがないことが多い)
- 腰や背中の痛み(腫瘍が大きくなると痛みを感じることも)
- 体重減少・全身のだるさ(進行すると体調に影響)
- 腹部の違和感(腫瘍が大きくなると感じることがある)
原因とリスク
- 喫煙(発症リスクが高くなる)
- 肥満・高血圧(生活習慣が影響することも)
- 遺伝的要因(家族歴がある場合、リスクが上がる)
- 化学物質の曝露(特定の工業化学薬品が影響することも)
検査方法
- CT・MRI検査:腫瘍の大きさや広がりを確認
- 超音波検査:腎臓の異常を簡易的にチェック
- 生検(細胞検査):腫瘍が悪性かどうか調べる
治療方法(進行度に応じて選択)
- 手術(腎部分切除・全摘):腫瘍を取り除く
- 分子標的薬:癌細胞の成長を抑える薬
- 免疫療法:免疫を活性化し、がん細胞を攻撃
- 放射線治療・化学療法:進行した場合に選択されることも
予防・健康管理
- 禁煙(喫煙は最大のリスク要因)
- バランスの取れた食事(塩分・脂肪を控えめに)
- 適度な運動(体重管理と血流改善)
- 定期的な健康診断(早期発見が重要)
精巣のがん
精巣(睾丸)にできる悪性腫瘍のことで、比較的若い男性(20~40代)に多く発生します。 早期発見・治療が重要な病気です。
主な症状
- 精巣のしこり・腫れ(痛みがないこともある)
- 精巣の違和感・重たい感じ
- 血尿(まれに精巣腫瘍が進行すると見られる)
- 体重減少・全身のだるさ(転移すると現れることも)
原因とリスク
- 遺伝的要因(家族歴があるとリスクが上がる)
- 停留精巣(幼少期に精巣が正常に降りてこなかった場合)
- ホルモンの影響(一部のホルモンバランスが関係することも)
- 喫煙・環境要因(発症リスクが高まる可能性)
検査方法
- 超音波検査:精巣の異常を詳しく確認
- 腫瘍マーカー検査:血液検査で腫瘍の種類を特定
- CT・MRI検査:転移がないかを調べる
治療方法(腫瘍の種類や進行度による)
- 手術(精巣摘出):腫瘍のある精巣を取り除く
- 化学療法(抗がん剤):転移や進行した場合に使用
- 放射線治療:特定の種類の精巣腫瘍に有効なことも
予防・健康管理
- 定期的な自己検診(精巣にしこりがないかチェック)
- 健康的な生活習慣(食事・運動で体調管理)
- 違和感があればすぐ受診(早期発見が最も重要)
性感染にかかわる病気
クラミジア尿道炎
クラミジア・トラコマティスという細菌が原因で尿道に炎症が起こる病気です。性感染症の一種で、特に若い世代に多く見られます。
主な症状
- 排尿時の痛み・違和感(しみる感じ)
- 尿道からの少量の分泌物(透明~白色の分泌液)
- 軽症では無症状のことも(気づかないまま感染が広がることがある)
原因と感染経路
- 性行為による感染(性交・オーラルセックスなど)
- パートナーとの感染の連鎖(知らないうちに感染が広がることがある)
- 母子感染(稀に、出産時に赤ちゃんへ感染することも)
検査方法
- 尿検査:尿の中のクラミジアを検出
- PCR検査:精度の高い遺伝子検査で確認
- 尿道スワブ検査:直接尿道から検体を採取することも
治療方法
- 抗菌薬(抗生物質):クラミジアを除去するための薬
- 性行為の中断:治療期間中は感染を広げないために控える
- パートナーと一緒に治療:再感染を防ぐために重要
予防方法
- コンドームの使用(感染予防に有効)
- 定期的な検査(違和感がなくても定期的な検査が安心)
- 複数のパートナーとの性行為に注意(感染リスクを抑える)
- 感染が疑われたら早めに受診(無症状でも検査が重要)
淋菌性尿道炎
淋菌という細菌が原因で尿道に炎症が起こる病気です。性感染症の一種で、症状が強く出ることが多いです。
主な症状
- 排尿時の強い痛み(「焼けるような」痛み)
- 尿道から黄色~緑色の膿が出る(分泌物が多くなる)
- 軽症でも放置すると悪化しやすい
- 症状が悪化すると精巣上体炎や前立腺炎になることも
原因と感染経路
- 性行為による感染(性交・オーラルセックスなど)
- パートナーとの感染の連鎖(知らないうちに感染が広がる)
- 母子感染(出産時に赤ちゃんに感染することも)
検査方法
- 尿検査:淋菌が検出されるか確認
- PCR検査:高精度で感染を特定
- 尿道スワブ検査:尿道から直接検体を採取
治療方法
- 抗菌薬(抗生物質):淋菌を完全に除去
- 性行為の中断:治療期間中は感染拡大を防ぐ
- パートナーと一緒に治療:再感染を防ぐために重要
予防方法
- コンドームの使用(感染予防に効果的)
- 定期的な検査(症状がなくても定期的なチェックが安心)
- リスクのある性行為に注意(感染の可能性を減らす)
- 異常を感じたら早めに受診(早期治療が重要)
性器ヘルペス
単純ヘルペスウイルスによる感染症で、性器やその周囲に痛みを伴う水ぶくれや潰瘍ができる病気です。性感染症の一種で、一度感染すると体内にウイルスが潜伏し、再発することがあります。
主な症状
- 性器や周囲に赤い水ぶくれや潰瘍(痛みが強いことも)
- 発熱・倦怠感(初感染時に出ることがある)
- 排尿時の痛み(炎症が広がると痛みを感じることも)
- 再発しやすい(ストレスや疲労でウイルスが活性化)
原因と感染経路
- 性行為による感染(性交・オーラルセックス・皮膚接触)
- パートナーとの感染の連鎖(無症状でも感染することがある)
- 母子感染(妊娠中・出産時に赤ちゃんに感染することも)
検査方法
- ウイルス検査:患部の検体を採取してHSVを検出
- 血液検査:過去の感染歴を確認することも可能
治療方法(完治は難しいが、症状を抑えることが可能)
- 抗ウイルス薬:症状の軽減・再発の予防
- 安静・適切なケア:免疫力を保ち、症状を抑える
- 患部を清潔に保つ:細菌感染を防ぐ
予防方法
- コンドームの使用(完全ではないが感染リスクを低減)
- 定期的な検査(自覚症状がなくても検査が重要)
- 症状がある間は性行為を控える(感染拡大を防ぐ)
- 免疫力を維持する(ストレス・疲労を避ける)
尖圭コンジローマ
ヒトパピローマウイルスによる感染症で、性器や肛門周囲にイボ状のしこりができる病気です。性感染症の一種で、無症状のこともありますが、感染が広がると数が増えていきます。
主な症状
- 性器や肛門周囲のイボ(小さく、カリフラワー状の盛り上がり)
- 痛みやかゆみは少ないが、違和感を感じることも
- 放置するとイボが増え、大きくなることも
- 無症状でも感染を広げることがある
原因と感染経路
- 性行為による感染(性交・オーラルセックス・皮膚接触)
- パートナーとの感染の連鎖(気づかないうちに広がることも)
- 母子感染(まれ)(出産時に赤ちゃんへ感染することも)
検査方法
- 視診:医師がイボの形を確認
- HPV検査:特定のウイルス型を調べる
治療方法(完治が難しく、再発しやすい)
- 塗り薬(イミキモドなど):ウイルスと戦う力を高める
- レーザー治療・凍結療法:イボを取り除く処置
- 手術(電気焼灼・切除):大きくなった場合に選択
予防方法
- コンドームの使用(完全ではないが感染リスクを減らせる)
- HPVワクチン(予防効果が期待できる)
- 定期的な検査(無症状でも感染していることがあるため)
- 感染が疑われたら早めに受診(放置すると広がることも)
性器梅毒
梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum)という細菌が原因で起こる性感染症(STI)です。進行すると全身に症状が現れることがあり、早期の治療が重要です。
主な症状(進行段階による)
第1期(感染後3週間ほど)
- 性器や口に硬いしこり(硬性下疳)ができる
- 痛みは少なく、数週間で自然に消えることが多い
第2期(数ヶ月後)
- 全身に赤い発疹(バラ疹)(特に手足や体に出る)
- 発熱・喉の痛み・リンパ節の腫れ
第3期・第4期(数年後、放置すると)
- 心臓や神経に障害を起こす(まれだが重篤)
- 皮膚・骨・内臓に腫瘤(ゴム腫)ができる
原因と感染経路
- 性行為による感染(性交・オーラルセックス・皮膚接触)
- キスや粘膜の接触で感染することも(目立った症状がない場合でも感染する)
- 母子感染(先天性梅毒)(妊娠中に赤ちゃんへ感染)
検査方法
- 血液検査(梅毒血清検査):梅毒の抗体を検出
- 皮膚病変の検査:感染部位の細菌を確認
治療方法
- 抗菌薬(ペニシリン系抗生物質):梅毒菌を根本から除去
- 早期治療が重要:放置すると進行して重症化することも
予防方法
- コンドームの使用(感染リスクを低減)
- 定期的な検査(症状がなくても早期発見が重要)
- 感染が疑われたらすぐに受診(放置すると長期にわたる治療が必要になる)
日帰り手術
尿管ステント留置または交換
尿管が狭くなったり詰まった場合に、細い管(ステント)を入れて尿の流れを確保する処置です。定期的な交換が必要で、腎機能を守るために行われます。
適応となる主な病状
- 尿管結石(結石が尿の通り道を塞いでいる)
- 尿管狭窄(炎症や手術後の影響)
- 腎臓や膀胱の手術後の回復サポート
- 尿管閉塞による腎機能低下の予防
処置の流れ
膀胱鏡を使用(尿路ストーマがある場合は行わない):尿道から細いカメラを入れ、尿管の状態を確認 ステントの挿入:尿管にステントを通し、尿の流れを確保
- 定期的な交換:目詰まりや感染を防ぐため、数ヶ月ごとに交換
処置後の注意点
- 排尿時の違和感:一時的な痛み・頻尿があることも
- 感染予防:水分をしっかり摂り、清潔を保つ
- 定期的なフォローアップ:ステントが適切に機能しているか確認
膀胱瘻造設術
膀胱から尿を排出する道を作る手術で、尿道からの排尿が困難な場合に行われる処置です。お腹に小さな穴を開けてカテーテルを挿入し、尿を体外に導きます。
適応となる主な病状
- 尿道の閉塞・狭窄(尿が正常に流れない)
- 神経因性膀胱(神経障害で排尿が困難)
- 前立腺肥大症や前立腺癌(尿道が圧迫される)
- 長期的な尿路管理が必要な場合
手術の流れ
局所麻酔を使用:皮膚を切開して膀胱にアクセス カテーテルの挿入:尿を排出するための管を設置
- 定期的な交換:目詰まりや感染を防ぐために交換が必要
術後の注意点
- カテーテル管理:こまめな洗浄と交換が必要
- 感染予防:尿路感染のリスクを減らすため清潔を保つ
- 定期的なフォローアップ:尿の流れやカテーテルの状態を確認
腎瘻造設術
腎臓から直接尿を体外に排出するために、背中の皮膚から管を挿入する処置です。尿管が詰まったり狭くなった場合、腎臓に負担をかけないように尿の流れを確保する目的で行われます。
適応となる主な病状
- 尿管結石(尿管が詰まり尿の流れが妨げられる)
- がんによる尿路の閉塞
- 尿管損傷や手術後の管理
- 腎臓の感染や腫れの緩和
手術の流れ
局所麻酔または鎮静(痛みを軽減) 腎臓に直接針を刺してカテーテルを挿入 尿を体外の袋(尿収集袋)に排出する経路を作成
- 長期的な場合は定期的なカテーテル交換が必要
術後の注意点
- カテーテルの清潔な管理:感染を防ぐため、毎日のケアが重要
- 感染症状の観察:発熱や痛みがあればすぐに医師に相談
- 定期的な診察:カテーテルや腎臓の状態を確認
メリットとデメリット
メリット
- 尿路閉塞による腎臓のダメージを防ぐ
- 腎機能の維持に役立つ
- 比較的短時間で行える処置
デメリット
- 感染や出血のリスク
- カテーテルの管理が必要
- 体外に袋をつけるため、心理的な負担を感じる場合も
前立腺生検
前立腺の組織を採取し、癌の有無を調べる検査です。PSA(前立腺特異抗原)値が高い場合や、前立腺に異常が見られる際に行われます。
検査の目的
- 前立腺癌の診断(早期発見・治療のため)
- PSA値が高い原因を特定(感染症や肥大症との区別)
- 異常のある前立腺組織の確認
検査の流れ
麻酔を使用(痛みを軽減) 会陰から細い針を挿入 数カ所の前立腺組織を採取 採取した組織を顕微鏡で分析
検査後の注意点
- 排尿時の違和感や血尿(数日間続くことがある)
- 軽い痛みや腫れ(自然に治ることが多い)
- 感染予防のために抗菌薬を服用
経尿道的水蒸気治療(WAVE) ※低侵襲の前立腺肥大症の手術
前立腺肥大症の治療法の一つで、高温の水蒸気を前立腺に注入し、肥大した部分を縮小させる方法です。手術よりも負担が少なく、外来で受けられることが多いです。
適応となる主な病状
- 前立腺肥大症による排尿障害(尿が出にくい・頻尿・残尿感)
- 薬物療法が十分な効果を得られない場合
- 手術を避けたいが症状を改善したい場合
治療の流れ
麻酔を使用(痛みを軽減) 尿道から細い器具を挿入し、前立腺に水蒸気を注入 高温の水蒸気が前立腺の肥大した組織を縮小 時間とともに前立腺が小さくなり、尿の流れが改善
- 排尿時の違和感や軽い痛み(数週間で改善することが多い)
- 一時的な炎症やむくみ(数日~数週間で治まる)
- 効果が現れるまで数週間かかることも
メリットとデメリット
メリット
- 手術よりも体への負担が少ない
- 入院不要で外来で治療可能
- 自然な排尿機能を維持しやすい
デメリット
- 効果が現れるまで時間がかかることがある
- 一時的な排尿障害や炎症が起こる可能性
- 症状によっては手術のほうが適している場合もある
ボトックス膀胱壁内注入療法
過活動膀胱や神経因性膀胱の症状を改善する治療法です。ボツリヌス毒素(ボトックス)を膀胱の筋肉に注射し、膀胱の過剰な収縮を抑えることで、頻尿や尿意切迫感を軽減します。
適応となる主な病状
- 過活動膀胱(急な尿意・頻尿・尿漏れ)
- 神経因性膀胱(脳や脊髄の病気による排尿障害)
- 薬物治療で十分な効果が得られない場合
治療の流れ
麻酔または軽い鎮静(痛みを軽減) 膀胱鏡を使って膀胱内を確認 ボトックスを膀胱の筋肉に複数カ所注射 効果は約6〜12ヶ月持続し、必要に応じて再注射
治療後の注意点
- 排尿の変化(一時的に排尿しにくくなることも)
- 軽い違和感や感染予防(水分を十分に摂ることが大切)
- 効果が持続する期間には個人差がある
メリットとデメリット
メリット
- 頻尿や尿漏れの改善が期待できる
- 手術よりも負担が少なく、外来で治療可能
- 効果が数ヶ月続くため、毎日の薬の服用が不要になることも
デメリット
- 効果が永久ではなく、定期的な再注射が必要
- 一時的な排尿困難や尿閉のリスクがある
- 感染や違和感が出ることもあるため注意が必要
包茎手術
包皮が亀頭を覆ったままになっている状態(包茎)を改善するための手術です。 衛生面の向上や、炎症・感染の予防を目的として行われることがあります。
手術の適応となる主な理由
- 真性包茎(包皮を剥くことができない)
- カントン包茎(包皮を剥くと締め付けられ、痛みがある)
- 衛生面の問題(恥垢が溜まりやすく、炎症を起こしやすい)
- 勃起時の違和感や痛み(締め付けが強い場合)
手術の種類
- 環状切開術:包皮をリング状に切り取る一般的な方法
- 亀頭直下埋没法:傷跡を目立たなくする方法
手術の流れ
麻酔を使用:痛みを軽減 余分な包皮を切除し、縫合 術後は包帯や保護材で固定 約2~4週間で傷が治癒し、通常の生活へ
術後の注意点
- 軽い痛みや腫れがあることも(数日~1週間で落ち着く)
- 激しい運動や性行為はしばらく控える(傷の回復を優先)
- 清潔を保つことが重要(感染予防のため)
- 定期的な診察で回復状況を確認
メリットとデメリット
メリット
- 衛生面が向上し、炎症や感染のリスクが低減
- 見た目の改善や違和感の軽減
- 性行為時の快適さが増すことも
デメリット
- 術後しばらくは違和感や軽い痛みが続くことがある
- まれに傷跡の仕上がりが気になることも
- 費用や手術方法によって回復期間が異なる
尖圭コンジローマ焼灼術
尖圭コンジローマ(HPVによる性器イボ)を除去するための治療法です。焼灼術では、電気やレーザーを使ってイボを焼き切ることでウイルスを除去します。
適応となる主な病状
- 尖圭コンジローマが増えてきた(自然治癒しない場合)
- 見た目や違和感が気になる
- 薬物治療で改善しなかった
- 感染拡大を防ぐために早めの除去が必要
治療の流れ
麻酔を使用:痛みを軽減 電気焼灼・レーザー焼灼を実施:イボを除去 傷の消毒と保護:皮膚の回復を促す 術後は数週間で皮膚が回復
治療後の注意点
- 患部を清潔に保つ:感染を防ぐため慎重にケア
- 性行為はしばらく控える:傷の回復を優先
- 軽い痛みや赤みが出ることも:数日で落ち着く
メリットとデメリット
メリット
- 短時間でイボを除去できる
- 再発予防につながることも
- 見た目の改善と違和感の軽減
デメリット
- 再発することがあるため、定期的な診察が必要
- 焼灼後は軽い痛みや違和感が出ることも
- 傷が完全に治るまで時間がかかることもある
セカンドオピニオン外来
セカンドオピニオン外来とは?
今受けている診断や治療について、別の医師の意見を聞くための外来です。治療方針に迷っている場合や、他の選択肢を知りたいときに利用できます。
費用 30分以内:10,000円、1時間以内:20,000円
当クリニックの特長
- 専門医が診察し、客観的なアドバイスを提供します
- 治療の選択肢をわかりやすく説明します
- 紹介状がなくても相談可能(必要な情報が揃っている場合)です
- がん診療に関して特に詳しく説明可能です
こんな方におすすめ
- 診断や治療に不安がある
- 他の医師の意見を聞いて判断したい
- 手術や治療について迷っている
患者様が納得できる治療を選べるよう、丁寧にサポートいたします。お気軽にご相談ください! 必要に応じて、内容の調整も可能ですので、お知らせくださいね。Webや電話で予約をとれます。
セカンドオピニオンを受ける際に、スムーズに相談を進めるために以下の書類の準備をお願いします。
診療情報提供書(紹介状)
現在の主治医からの紹介状で、診断や治療の経過などの情報が記載されています。必要に応じてなくても相談は可能です。
検査結果・画像データ
血液検査、CT、MRI、X線などの検査結果や画像データ(CD・DVDなど)。
処方内容・治療履歴
過去に受けた治療や現在の服用薬の情報。
健康保険証・マイナンバーカード
初回相談時に必要な場合があります。
質問事項をまとめたメモ
相談したい内容や気になる点をあらかじめ整理しておくと、より有意義なセカンドオピニオンを受けられます。
自費診療
ED(勃起不全)
男性が性行為を行うのに十分な勃起を得られない、または維持できないため、満足に性交の行えない状態を指します。 勃起力の低下や中折れなどが含まれます。性行為の75%以上で行えない状態をいいます。20歳以上の男性の4~5人に1人が発症しています。全身疾患や生活習慣に起因することもあり、様々な要因が関与しています。
症状レベル
- 軽度:ときどき勃起時の硬さや持久力の低下がある
- 中等度:たまに勃起時の硬さを維持できるが、性行為の失敗頻度が高い
- 高度:ほとんど毎回、十分に勃起ができない
原因
- 器質性:身体機能の衰え、40代以降が多い
- 心因性:精神的ストレス、10代や20代から発症
- 薬剤性:医薬品の副作用、睡眠薬や抗うつ薬
- 混合性:上記が複合した状態
診断
- 問診(EHS:勃起の硬さ、IIEF5:国際勃起機能スコア)
治療
- ED治療薬
下記は当クリニックでは行っていません。
- 低衝撃波治療、海綿体・陰茎薬剤注入療法、陰圧式勃起補助器具、手術
AGA(男性型脱毛症)
男性ホルモンの影響で髪の毛が薄くなる症状です。特に額や頭頂部の髪が薄くなることが多く、進行性の脱毛症として知られています。
主な症状
- 額の生え際が後退(M字型になることが多い)
- 頭頂部の薄毛(地肌が見えるようになる)
- 髪の毛が細くなる(コシやボリュームが減少)
- 進行性(放置すると徐々に広がる)
原因
- 遺伝的要因(家族にAGAの人がいるとリスクが高まる)
- 男性ホルモンの影響(DHTというホルモンが毛根に作用)
- 生活習慣(ストレスや食生活が悪化要因になることも)
- 血流の悪化(頭皮への栄養供給が不足)
治療方法
- 内服薬(フィナステリド・デュタステリド):ホルモンの影響を抑える
- 外用薬(ミノキシジル):毛根を刺激して発毛を促進
- 頭皮ケア:血流改善や栄養補給
- 定期的な診察:効果を確認しながら治療を進める
予防・対策
- バランスの良い食事(髪に必要な栄養を摂る)
- 適度な運動(血流を良くする)
- ストレスを減らす(ホルモンバランスを整える)
- 頭皮の清潔を保つ(毛根の健康を守る)
自費診療料金
初診料:2000円
再診料:1000円
ED治療薬
バイアグラ(シルデナフィル)
世界初のED治療薬で、効果は約4時間持続します。食事の影響を受けるため、服用タイミングに注意が必要です。
レビトラ(バルデナフィル)
即効性が高く、効果の持続時間は約4〜5時間です。服用後30分で効果が現れます。
シアリス(タダラフィル)
効果が最大36時間持続するため、より柔軟な使用が可能です。
種類 | 価格(税込み) |
---|---|
シルデナフィル50mg(1錠) | 1,000円 |
バルデナフィル10mg(1錠) | 1,400円 |
バルデナフィル20mg(1錠) | 1,600円 |
タダラフィル10mg(1錠) | 1,300円 |
タダラフィル20mg(1錠) | 1,500円 |
バイアグラODフィルム(1枚) | 1,000円 |
AGA治療薬
プロペシア(フィナステリド)
比較的安価であるが効果発現(3~6カ月)に時間がかかる。内服時間に制限なし。
ザガーロ(デュタステリド)
比較的高価であるが効果発現(2~3カ月)が早く効果が強い。食後に内服。
種類 | 価格(税込み) |
---|---|
フィナステリド1mg(28日分) | 5,500円 |
デュタステリド0.5mg(30日分) | 8,000円 |
性感染症検査
種類 | 価格(税込み) |
---|---|
淋菌 | 3,000円 |
クラミジア | 3,000円 |
淋菌・クラミジア同時測定 | 5,000円 |
HIV | 4,000円 |
梅毒 | 3,000円 |
B型肝炎 | 3,000円 |
C型肝炎 | 3,000円 |
4種セット(HIV、梅毒、B型肝炎、C型肝炎) | 10,000円 |
6種セット(淋菌、クラミジア、4種セット) | 15,000円 |
性感染症治療
種類 | 価格(税込み) |
---|---|
淋菌 点滴 | 2,000円 |
クラミジア 内服 | 2,500円 |
腎臓内科について
腎臓内科は、腎臓の機能に関わる疾患を専門的に診療する診療科です。腎臓は、体内の老廃物を排出し、水分や電解質のバランスを調整する重要な役割を担っています。腎機能の低下は自覚症状が少なく、気づかないうちに進行することがあるため、早期の診断と適切な治療が大切です。高血圧や糖尿病が原因となる慢性腎臓病(CKD)、尿蛋白や血尿が見られる腎炎・ネフローゼ症候群、腎不全、電解質異常など、幅広い疾患に対応しています。進行した腎疾患に対しては、透析療法や生活習慣の改善指導など、患者さま一人ひとりに適した治療を提供します。
健康診断で腎機能の異常を指摘された方や、むくみ・倦怠感・血圧の変動などが気になる方は、お気軽にご相談ください。

検診で尿蛋白や腎機能の異常を指摘
尿蛋白
尿蛋白(尿中のタンパク質)は、通常ほとんど検出されません。しかし、腎臓の機能に異常がある場合や、一時的な体調の変化によって尿中にタンパク質が漏れ出すことがあります。
主な症状(進行すると現れることが多い)
- 泡立ちが多い尿(タンパクが混ざると尿が泡立つことがある)
- 頻尿・むくみ(腎臓の機能低下で体に水分が溜まりやすくなる)
- 倦怠感・疲れやすさ(タンパク質の喪失が体調に影響)
原因とリスク
- 腎臓病(腎炎・ネフローゼ症候群など)
- 高血圧・糖尿病(血管への負担が腎臓に影響)
- 過度な運動・発熱(一時的に尿蛋白が出ることも)
- 遺伝的要因(腎疾患の家族歴)
検査方法
- 尿検査:尿中のタンパク質量を測定
- 血液検査:腎機能をチェック
- 腎臓超音波検査:腎臓の形や異常を確認
治療方法(原因に応じて変わる)
- 降圧剤・血糖コントロール:高血圧や糖尿病が原因の場合
- 食事療法(塩分・タンパク質の調整):腎臓への負担軽減
- 適度な運動・生活習慣改善:血流を良くし腎機能を守る
予防・健康管理
- バランスの取れた食事(塩分を控えめに)
- 適度な運動(腎臓の負担を減らす)
- 十分な水分補給(腎機能を保つために重要)
- 定期的な健康チェック(早期発見が大切)
尿蛋白は一時的なものもありますが、慢性的な異常が続く場合は腎臓病の可能性もあるため、注意が必要です。気になる場合は専門医に相談しましょう!
血尿(顕微鏡的)
顕微鏡的血尿は尿の見た目は普通ですが、顕微鏡で検査すると血液成分(赤血球)が混じっている状態です。健康診断や尿検査で偶然見つかることが多く、自覚症状がない場合もあります。
主な症状(ほとんどは無症状)
- 尿の変化なし(見た目にはわからない)
- 違和感がある場合も(排尿時の不快感や軽い痛み)
- 原因によっては腰痛やむくみ(腎臓や膀胱の異常が関係することも)
原因とリスク
- 腎臓病(慢性腎炎など):腎臓の炎症や機能低下
- 激しい運動:長時間の運動後に一時的に血尿が出ることも
- 尿路結石:小さな石が尿路を傷つけることで発生
- 遺伝的要因:家族に腎臓病の人がいる場合は注意
検査方法
- 尿検査:赤血球の有無を確認
- 血液検査:腎機能の異常をチェック
- 超音波検査・CT検査:腎臓や膀胱の異常を調べる
治療方法(原因に応じて変わる)
- 薬の処方(炎症・感染が原因の場合)
- 生活習慣の見直し(運動・食事の管理)
- 定期的な検査で経過観察(病気の兆候を早期発見)
予防・健康管理
- バランスの取れた食事(腎臓の負担軽減)
- 適度な運動(過度な負担を避ける)
- 十分な水分補給(尿の流れを良くし、結石予防)
- 定期的な尿検査(異常がないか確認)
顕微鏡的血尿は病気が原因の場合もあるため、気になる場合は早めに医師に相談しましょう!
腎機能の異常
腎臓は体内の老廃物を排出し、血液のバランスを調整する重要な臓器です。腎機能に異常があると、体に不要な物質が溜まりやすくなり、様々な健康問題を引き起こすことがあります。
主な症状(進行すると現れることが多い)
- 尿の変化(泡立ちが多い・尿量の減少・血尿)
- むくみ(腎機能低下により体内に水分が溜まりやすくなる)
- 倦怠感・疲れやすさ(体内の老廃物が排出されにくくなる)
- 食欲低下・吐き気(腎臓の働きが悪くなると消化に影響)
原因とリスク
- 慢性腎臓病(CKD):長期間かけて腎機能が低下
- 糖尿病・高血圧:血管の負担が腎臓に影響
- 脱水・生活習慣の影響:水分不足や不規則な生活で腎臓に負担
- 遺伝的要因:家族に腎疾患の人がいる場合は注意
検査方法
- 尿検査:タンパク尿や血尿の有無を確認
- 血液検査(クレアチニン・eGFR):腎機能の状態をチェック
- 腎臓超音波・CT検査:腎臓の形や異常を確認
治療方法(原因に応じて変わる)
- 血圧・血糖コントロール:高血圧や糖尿病が原因の場合
- 食事療法(塩分・タンパク質の調整):腎臓への負担軽減
- 適度な運動・生活習慣改善:腎機能を守るために重要
予防・健康管理
- バランスの取れた食事(塩分を控えめに)
- 適度な運動(血流を良くし腎臓の健康維持)
- 十分な水分補給(脱水を防ぎ、腎機能を守る)
- 定期的な健康チェック(早期発見が重要)
腎機能の異常は初期段階では気づきにくいこともあるため、定期的な検査が大切です。気になる場合は専門医に相談しましょう!